REPORT

体験・研究レポート/コラム

[

REPORT

]

Dec 22.2024

モーションキャプチャーを用いたバランス測定:FINE TUNING® Tシャツの効果

FINE TUNING株式会社では、独自の「FINE TUNING®技術(FT加工™︎)を通じて、ウェアなどの対象物に新たな機能性を付加する取り組みを行っています。そこで今回は、モーションキャプチャーを活用したバランス測定を実施し、FINE TUNING®加工を施したTシャツの効果を検証しました。

実験概要

本テストは、FINE TUNING®加工のTシャツを着用することで、片足立ち(30秒間)の際に身体の振れがどの程度軽減されるかを検証する目的で実施しました。被験者の体全体に約60個のモーションセンサーを取り付け、リアルタイムで計測した結果、お尻の振れ幅が約58%軽減するデータが得られました。

計測方法

モーションセンサー:約60個装着

被験者の体全体に約60個のモーションセンサーを取り付け、片足立ちを30秒間行う様子を記録。

画像引用元:https://www.optitrack.jp/knowledge/how/20161028.html

比較条件

  • FINE TUNING®加工を施したTシャツ(FTあり)

  • 普通のTシャツ(FTなし)

なお、両者ともポリエステル100%のロングスリーブTシャツを使用し、シルエットやサイズも同一に揃えております。形状によるパフォーマンス差を極力排除するため、素材・デザインを統一した上で、FINE TUNING®加工の有無のみを変えて比較しました。

計測項目

主に胸・お尻周りの振れ幅を数値化。

実施日時・場所

  • 2023年6月

  • 株式会社アイキューティー様のスタジオでモーションキャプチャー収録

  • データ解析は「SKYCOM」を利用

被験者プロフィール

  • 被験者A(男性・20代):フィットネストレーナー

  • 被験者B(女性・20代):サウナ熱波師

あえてフィジカルが強い方を起用し、バランスがもともと良い人でもTシャツによる違いが出るかを検証しました。

実験動画

以下の動画では、FINE TUNING®加工を施したTシャツと未加工Tシャツを着用した際の片足立ち動作を比較しています。視覚的にも明らかな違いがあるため、ぜひご覧ください。

結果:お尻の振れ幅が約58%軽減

解析結果によると、FINE TUNING®加工のTシャツを着用した際、お尻の振れ幅が約58%軽減しました。

  • FTなし:振れ幅大

  • FTあり:振れ幅小・安定感向上

個人差はあるものの、同一被験者が同条件で行ったテストで視覚的にも大きな差が確認できる点は非常に興味深いです。

被験者の感想と追加検証

被験者の声

被験者A(20代男性)

「動画で見比べると、明らかにバランスが取りやすくなっているのを感じた。実感としても、片足立ち時の軸がブレにくい」

被験者B(20代女性)

「普段からサウナで熱波をする(アウフグース)動作など、上半身を振り回すシーンも多い。Tシャツを変えるだけで動きに安定感が出るのは驚きだった」

アウフグースやランジ動作での効果

被験者Bはサウナのアウフグース動作や、トレーニングのランジ動作などでも検証。

アウフグース動作(ランバージャック)

ランジ動作

「自分が正しい動きをしているか判断しにくい場面でも、FINE TUNING®の有無で身体のブレ具合や安定感に違いがあると感じた」とのコメントをいただいています。

モーションキャプチャーシステム「SKYCOM」とは

画像引用元:https://www.acuity-inc.co.jp/products/skycom/

OptiTrackモーションキャプチャシステムを基盤とした解析ソフトウェア「SKYCOM」を使用。

SKYCOMの特徴

リアルタイム解析

取得した3次元座標データを瞬時に処理し、振れ幅や角度などを数値化。

高精度・非接触の動作解析

変位、速度、加速度などを計測し、複雑な身体動作をビジュアル+数値で比較可能。

動画データ統合

実際の動画と解析結果を重ね合わせ、動作と数値を照合できる。

考察

片足立ちバランステストの有効性

普段から鍛えている方でも、ウェア1枚変えるだけで安定性が高まるのは想定外の結果。

日常やスポーツへの応用

バランスサポート効果が向上すれば、スポーツや日常動作にも大きく寄与する可能性。

サンプル数と個人差

今回は2名の被験者だが、継続的に検証を重ねて再現性を高める予定。

まとめ

1. お尻の振れ幅:約58%軽減

FINE TUNING®加工Tシャツ着用で、片足立ち時の身体ブレが大幅に減少。

2. モーションキャプチャー「SKYCOM」で高精度解析

視覚的に見ても、身体の安定度の違いを確認可能。

3. 被験者の声・追加検証

サウナ熱波動作やランジでも違いを実感。「正しい動き」をよりつかみやすいと好評。

今回の結果から、動画で視覚的に差を確認できたことは大きな意義があると考えています。今後は被験者数を増やすなど、更なる検証を進め、FINE TUNING®の可能性を追求してまいります。

AUTHOR

この記事の執筆者

FINE TUNING INC. CEO / 技術研究者

Rio

カナダ・ブリティッシュコロンビア州のStylus Collegeを卒業後、電子楽器大手のRoland社に入社。デジタルシンセサイザの開発などを担当。2020年にシステム・アプリ開発会社を設立し独立。 2021年、デジタルデータを応用して対象を最適化するという、全く新しいテクノロジーの着想を得る。この技術が未来の様々な課題を解決する無限の可能性を秘めていると確信し、その研究開発と社会実装をリードするため、FINE TUNING株式会社を設立。

SHARE

記事をシェアする